制作事例 · GPT-6 Sol × PicoBerry

GPT-6 Solのゲーム開発 — PicoBerryのアセットを入れる前と後の、同じカートレースゲーム

KARTPOPは、ブラウザで動く3Dのカートレースゲームです。開発者はGPT-6 Solを使い、5つのコース、ドリフトとブースト、CPUレーサー3人と競うアイテム戦を作り、公開リンクで遊べるようにしました。開発者の説明では、GPT-6 Solが自前で作ったドライバーとカートは基本形状でした。完成版のゲームでは、PicoBerryの3Dモデル64種が使われています。内訳はドライバー10体、カート12台、プロップ38種、アイテム4種です。以下の時刻は、PicoBerryの生成記録とプロジェクト自身のメモによるものです。

完成版のPharaoh Dunes。レース、コース、エフェクトはゲームのコードで、ドライバーとカートはPicoBerryのモデルです。

使用ツールGPT-6 SolPicoBerry APIPicoBerry web appthree.jsBlenderChatGPT Sites

GPT-6 Solは、プレイできる3Dゲームを作れますか?

作れます。開発者はGPT-6 SolでKARTPOPを作りました。three.jsのカートレースゲームで、コースは5つ、分岐ルートは15本あります。CPUレーサー3人と競うスピード戦とアイテム戦、ショップとガレージも備え、ChatGPT Sitesの公開リンクから遊べます。開発者の説明では、GPT-6 Solが自前で作ったドライバーとカートは基本形状でした。ゲーム内で使われている3Dモデル64種は、PicoBerryが用意しました。内訳はドライバー10体、カート12台、プロップ38種、アイテム4種です。ダウンロード後に、ドライバーにはリグを入れ、カートには操舵できる車輪を組み込んでいます。あくまでプレイできるゲームで、スタジオが発売するタイトルではありません。ランク戦の相手はCPUで、進行状況はブラウザに保存されます。

アセットを変えたら、何が変わりましたか?

開発者は2つのバージョンを上下に並べ、同じレースで同時に走らせました。上は、ドライバーとカートをコードで組んだベーシック版、下はPicoBerryのモデルを使った完成版です。物理計算は完成版が行い、位置とカメラの動きをすべてベーシック版に送るので、2つの画面がずれることはありません。

比較動画(1分16秒)。途中でPicoBerryのWebアプリの画面に切り替わります。上はベーシック版、下は完成版です。ベーシック版はメニュー、背景、エフェクトも簡素なので、アセットだけの比較ではありません。
角ばった頭と単色のスーツの、ブロック状のキャラクター8体と、その下に並ぶ箱型のゴーカート4台のシート
コードで作成ベーシック版のドライバーとカート。コードでプリミティブを組み合わせて作っています。選択肢と挙動は完成版と同じで、モデルファイルは一つもありません。
ビーバー、キツネ、ゴリラ、ハムスター、メカニック、ウサギ、レーサー、ロボットのカートゥーン調ドライバー8体と、その下に並ぶ作り込まれたカート4台のシート
PicoBerryで生成同じドライバー8体と、12台のうち4台のカートを、PicoBerryのモデルで並べたもの。開発者のリファレンス画像から生成しています。

GPT-6 Sol、PicoBerry、開発者は、それぞれ何を担いましたか?

プロジェクトの引き継ぎメモ、ゲームのファイル、PicoBerryの生成記録をもとにまとめました。どのモデルがコードを書いたかは、いずれにも記録されていません。GPT-6 Solだというのは、開発者の説明です。

Pharaoh DunesでのKARTPOPのレース。1位に立つドライバーと、画面上の順位表、アイテムスロット、ミニマップ、スピードメーター
GPT-6 Sol

ゲームと、それを動かすすべて

  • 走行の物理:ドリフト、2つのブーストスロット、スリップストリーム、ジャンプ、壁との衝突
  • 5つのコース。各コースに分岐ルートが3本、計15本
  • CPUレーサー3人と競うスピード戦とアイテム戦、BronzeからChallengerまで上がっていくランク
  • ロビー、ガレージ、ショップ、コイン、設定
  • エフェクト、ポストプロセス、自動テスト
  • ChatGPT Sitesの公開リンクへのデプロイと、比較用のベーシック版
Coral CoastでのKARTPOPのレース。海辺のヴィラ、ヤシの木、街灯の横を、白とティールのカートでドリフトしていくウサギのドライバー
PicoBerry

ゲームに入った3Dモデル

  • ドライバー8体:開発者のTポーズ画像1枚ずつから、API経由で生成(PB Slim 2)
  • マスコットのドライバー2体:画像から、API経由で生成(Meshy 7)
  • カート12台:開発者がWebアプリで生成(PB Slim 2)
  • プロップ38種:テキストプロンプトから。ガレージとショールームに置くもの(PB Standard)と、建物、木、岩、噴水、コース脇のディテール(PB Slim 2)
  • アイテムのモデル4種(ゲーム内で使用):アイテムボックス、ロケット、シールド、バナナ(PB Slim 2)
  • 観客席用の観客スプライトシート5枚(PicoBerryの画像生成)
カートゥーン調ドライバーのTポーズのリファレンス画像8枚。ゴリラ、ロボット、ビーバー、男の子、キツネ、メカニックの女の子、ウサギ、ハムスター
開発者

ディレクションとアート

  • ゲームの発想と、目指す手触り
  • リファレンス画像:ドライバーのうち8体分のTポーズ画像、カートのデザイン、コンセプト画面2枚、KARTPOPのロゴ
  • PicoBerryのWebアプリでのカート生成
  • BGMの用意(ほかのアーティストの楽曲)
  • 比較動画の収録と編集

アセットはどう揃っていきましたか?

PicoBerryの生成記録より。2026年9月22日〜23日(KST)。時刻はどれも、ジョブを依頼した時点です。

  1. 開発者がPicoBerryのWebアプリから、カートの画像をもとにカート12台を3分足らずのうちに依頼(PB Slim 2)。
  2. API経由で、ドライバー8体を75秒のうちに依頼。どれもTポーズ画像1枚から。
  3. テキストプロンプトからPB Standardで、ガレージとショールームのプロップ9種。10秒のうちに8種を依頼し(工具キャビネット、積み上げたタイヤ、灯台など)、17:35にカートを載せるターンテーブルを追加。
  4. 各コースに1つずつ、ランドマーク5種。風車のあるパン屋、ファラオの神殿、アルプスのロープウェイ駅、ネオンのゲームセンター、港の市場。
  5. 21秒のあいだに、コース用プロップ17種を追加で依頼。木、岩、コテージ、売店、ヴィラ、川辺の葦など。
  6. コース脇のディテールと観客。サービスバンと街灯、続いて10:43までに観客席用の観客スプライトシート5枚、10:50にはコーナーに置く噴水と彫像5種。
  7. 画像からMeshy 7で、マスコットのドライバー2体。まずPicoBerryのイチゴ、続いて15:19にUModelerのロボット。
  8. アイテムのモデル6種を4分のうちに依頼。マグネットはのちにゲームから外れ、ブーストのアイテムでは、缶は2Dのアイコンとしてだけ表示され、3Dモデルとしては一度も出てきません。

これはアセットの記録で、コードの記録ではありません。開発者は9月23日17:55に、完成したゲームをチームに共有しました。上下を同期させた比較は、9月28日に作られています。

PicoBerryは、このゲームのために何を生成しましたか?

以下のモデルはすべて、ゲームが読み込むファイルです。9月22日と23日に、開発者のPicoBerryアカウントで生成されました。

64ゲーム内で使われているPicoBerryの3Dモデル
682日間の3D生成の件数(うち4件はゲーム内で未使用)
56そのうちAPI経由の件数(カート12台はWebアプリ)
160〜200各コースに配置したPicoBerryのプロップ(おおよその数)
Pop RacerのPicoBerryモデル。赤いスーツを着た、青いツンツン髪の男の子Pop Racer
オレンジと黒のレーシングスーツを着た、キツネのドライバーのPicoBerryモデルキツネ
青いスーツにゴーグルを着けた、ゴリラのドライバーのPicoBerryモデルゴリラ
赤と白のヘルメットとスーツを着けた、ハムスターのドライバーのPicoBerryモデルハムスター
白とライラック色のスーツを着た、ウサギのドライバーのPicoBerryモデルウサギ
笑顔を映す画面の顔をした、ロボットのドライバーのPicoBerryモデルロボット
PicoBerryのマスコット。回路の線が入った笑顔のイチゴで、Meshy 7で生成。暗い色の手と足はダウンロード後に付け加えたものマスコット(PicoBerry)
UModelerのマスコット。Meshy 7で生成した小さな青いロボットで、手とUModelerロゴのバッジ2つはダウンロード後に付け加えたものマスコット(UModeler)
カート「Blue Aero」のPicoBerryモデル。青と黒で、低く角ばった形Blue Aero
カート「Shark Runner」のPicoBerryモデル。背びれと歯が付いた、サメがモチーフのデザインShark Runner
カート「Retro Red」のPicoBerryモデル。レトロな赤いペダルカーRetro Red
カート「Yellow Trail」のPicoBerryモデル。ロールケージ付きの黄色いオフロードバギーYellow Trail
風車のあるパン屋の建物のPicoBerryモデル風車のパン屋
砂岩でできた、ファラオの神殿の正面のPicoBerryモデルファラオの神殿
赤い屋根の灯台のPicoBerryモデル灯台
天板が木製の、紺色のキャスター付き工具キャビネットのPicoBerryモデル工具キャビネット
カートゥーン調のロケット(アイテム)のPicoBerryモデルロケット(アイテム)
星の付いた青いシールド(アイテム)のPicoBerryモデルシールド(アイテム)

PicoBerryからは、画像生成で作った観客席用の観客スプライトシート5枚も届いています。68件の生成のうち、ゲーム内で使われていないのは4件です。レースの係員、予備のロボットのマスコット、マグネット、そしてブースト缶で、ブースト缶の3Dモデルはゲームのファイルに含まれていますが、画面には一度も表示されません(ブーストのアイテムには2Dのアイコンを使っています)。PicoBerry製ではないのは、コードで作ったコース、道路、トンネル、水、エフェクト、開発者が用意したロゴとランクのバッジ、そしてStable Audioで生成した効果音です。

PicoBerryで生成したあと、何が加えられましたか?

PicoBerryのファイルは、テクスチャ付きのメッシュとして届きました。そこに何が加えられ、その周りに何が足されたかは、ゲームのファイルを見るとわかります。

ドライバー

リグと2つのモーション

PicoBerryからダウンロードしたファイルには、骨格が入っていません。ゲームでは、どのドライバーも同じボーン46本のリグと、IdleとDrivingという4秒のクリップ2本を持ち、どれもBlender 5.1からエクスポートされています。共通のリグなので、尻尾のないドライバーにまで尻尾のボーンがあります。ゴリラとキツネの尻尾は、メッシュから切り取られました。2体のマスコットには、ダウンロード後に手と関節のキャップが付け加えられ、イチゴには足、ロボットにはロゴのバッジ2つも加わっています。

カート

操舵できる車輪

ゲームでは、どのカートも車体とタイヤ4本でできていて、タイヤはそれぞれ専用の操舵ピボットと回転ノードに付いています。前輪は操作に合わせて向きを変え、4本ともカートの速度に合わせて回ります。

コース

何百ものプロップ

コース用プロップ22種が、単純な形状を繰り返し並べていた部分を置き換えました。1コースあたり約160〜200個を、道路と地面の高さに合わせて配置しています。

見た目

光、霧、色

さらにその上に、影、テーマごとに調整した霧、柔らかなブルーム、ビネット、カラーグレーディングを、ロビーにもコースにも重ねています。この部分はPicoBerryではなく、ゲームのコードです。

完成したゲームは、どんな見た目ですか?

完成版のゲームから、4Kで撮った静止画です。

海辺の遊歩道のコースを走るカート。画面中央に「2 LAP」「Final Lap」の表示、下にはドリフトのチャージメーター
CORAL COASTCoral Coastの最終ラップ。画面の下に、ドリフトのチャージメーターが見えます。
明るいブーストの軌跡を引きながら、ターコイズ色の水面の上を飛ぶカート
ジャンプブーストをかけて水面を飛び越えるジャンプ。
「MERGE」と書かれた標識に近づく、雪のコースのカート
FROST VALLEYFrost Valleyの合流標識。
KARTPOPのガレージ。ターンテーブルに載った青いロボットのマスコットと、その横のドライバーのコレクションパネル
ガレージガレージ。UModelerのマスコットを選択中で、コレクションではその隣にPicoBerryのイチゴが並んでいます。
KARTPOPのカートショップ。ターンテーブルに載ったオレンジと黒のカートと、その横のカート一覧と価格
ショップカートのショップ。Bolt GTは300コインです。
周りを回る青いシールドに囲まれて、村のコースを走るカート
APEX PARKApex Parkで、シールドのアイテムを使っているところ。
Pharaoh Dunesで、フィニッシュゲートのほうを向いたカートに乗る、赤と白のヘルメットのドライバー。左下に「Ranked Race · 4 Racers」の表示
PHARAOH DUNESPharaoh Dunesでの、ランク戦の前のイントロ。

KARTPOPにできないことは何ですか?

プロジェクト自身のメモに挙がっている点です。似た制作を考えているなら、押さえておくべきところです。

LIMIT 01

ライバルはCPU

ランク戦の相手は、CPUレーサー3人です。リンクを知っていれば誰でも遊べますが、オンラインの対人戦はありません。

LIMIT 02

進行状況はブラウザの中だけ

コイン、カート、ランク、ベストタイムは、ブラウザのローカルストレージに保存されます。消去すればリセットされ、別のブラウザには何も引き継がれません。

LIMIT 03

フレームレートは未計測

コードは型チェックと本番ビルドを通り、物理、分岐ルート、レースのルールの自動テストにも合格しています。ただ、プロジェクトのメモによれば、GPUのエフェクトとフレームレートは、実際のブラウザでは一度も計測されていません。目標は60fpsで、実際の性能は端末によって変わります。

LIMIT 04

アセットだけの比較ではない

動画の上段にあるベーシック版は、完成版のゲームをコピーして、PicoBerryのファイルを取り除いたものです。開発者の依頼で、古いスタイルのグレーのUI、何もない背景、プロトタイプ段階のブーストのエフェクトにも変えてあるため、動画に映っているのはモデルの違いだけではありません。

よくある質問

ゲームのコードは、すべてGPT-6 Solが書いたのですか?

開発者によれば、KARTPOPはGPT-6 Solにプロンプトで指示して作ったもので、three.jsのゲーム本体、テスト、デプロイはGPT-6 Solが手がけたといいます。このページが拠り所にしているのはプロジェクトのメモとファイルで、会話そのものではありません。そのため、どのセッションがどの部分を書いたかまでは示せません。開発者自身が担ったのはディレクションとアートで、リファレンス画像、PicoBerryのWebアプリで生成したカート、BGM、比較動画です。

GPT-6 Sol版が基本形状のような見た目だったのは、なぜですか?

動画に映っているバージョンには、モデルファイルがありません。比較のために、完成版のゲームをコピーしてPicoBerryのファイルをすべて取り除き、ドライバーとカートを、選択肢と挙動はそのままに、コードでプリミティブから組み直しました。開発者の依頼で、このコピーは古いスタイルのグレーのUI、何もない背景、プロトタイプ段階のブーストのエフェクトにも変えてあります。開発者の説明では、GPT-6 Solが自前で作ったドライバーとカートも、同じような見た目だったそうです。

GPT-6 Solは、PicoBerryをどう使いましたか?

PicoBerryの記録から、このプロジェクトがPicoBerry APIを使っていたことがわかります。2日間のAPIジョブは56件です。ドライバー8体はTポーズ画像から、マスコット2体と、6種のアイテムのうち5種は画像から、残り(プロップ、アイテムボックス、使われなかったキャラクター2体)はすべてテキストプロンプトから生成されました。開発者は、ゲームをGPT-6 Solで作ったと言っています。ただ、どのコーディングセッションがどのジョブを送ったかは、記録からはわかりません。ゲームのアセットマニフェストには、プロップごとにプロンプトと生成IDが残っています。例外はカート12台で、こちらは開発者がPicoBerryのWebアプリで生成しました。

PicoBerryがキャラクターをリギングしたのですか?

いいえ。ドライバーはテクスチャ付きのメッシュとしてPicoBerryから届き、ボーン46本のリグと、IdleとDrivingのクリップは、あとからBlenderで追加されました。2体のマスコットには、ダウンロード後に手と関節のキャップが付け加えられ、イチゴには足、ロボットにはロゴのバッジ2つも加わっています。この制作では、PicoBerry自身の自動リギングとアニメーションライブラリは使われていません。

ゲームには、PicoBerryのどのAIモデルが使われましたか?

ドライバー8体、カート、コース用プロップ、アイテムにはPB Slim 2、マスコットのドライバー2体にはMeshy 7、ガレージとショールームのプロップにはPB Standardを使いました。ドライバーとカート、そしてアイテムの大半は、それぞれ1枚の画像から、プロップはすべてテキストプロンプトから生成しています。

開発者は、ほかのコーディングモデルも試しましたか?

試しています。開発者本人の言葉を借りれば、同じカートレースゲームをOpus 5.5で作っても見た目はほぼ同じで、基本形状のままだったそうです。これはひとりの経験であって、ベンチマークではありません。このページでは、Opus版を載せていません。開発者の結論は、コーディングモデルを変えてもアートは変わらず、変えたのはPicoBerryの新しいキャラクターとカート、そしてそのあとの背景、UI、エフェクトの作り込みだった、というものです。

KARTPOPはプレイできますか?

できます。WebGL2に対応したブラウザで、neon-rush-racing.umodeler-inc-4323.chatgpt.siteを開いてください。デスクトップではキーボード、モバイルでは画面上のボタンで操作します。レースは2周です。ランク戦の相手はCPUレーサー3人で、進行状況はそのブラウザにだけ保存されます。

KARTPOPを作るのに、どれくらいかかりましたか?

記録が残っているのはアセット側です。PicoBerryでの3D生成68件は9月22日と23日に行われ、開発者は23日に、完成したゲームを共有しました。上下を同期させた比較は、そのあと9月28日に作られています。コードにどれだけ時間がかかったかは、記録からはわかりません。

ゲームに 足りない3Dアセットを。

PicoBerryのWebアプリで始めるか、いま使っているエージェントにAPIをつなぎましょう。